「Xの悲劇」の川を調査するシーンで、ドルリー・レーンは後ろから声を掛けられて振り向いている。すなわち、彼は耳が聞こえている。

 この件に関して当該作品を当たったのですが、昔「あれっ?」と思った箇所がどうしても見つかりません。創元推理文庫の古い版で読んだので、訳に寄る(その版を遺失していて、別ので調べました)のかも知れませんし、記憶違いの可能性も高いです。ただネットで調べると、「Yの悲劇」でレーンが耳が聞こえているとしか思えないシーンがあるそうなので、やはり疑問は残りますね。これは「レーン最後の事件」の犯人にかかわる重要な問題なのですが。