スプリングフィールド・アーモリィ ミルスペック1911A1


 さて、これかあ。ワルサーP99と同じ、軍用拳銃ですな。例によって、握りはアルタモントの木製に変更済み。

 ワルサーの方にも書いたように、私は本来リヴォルヴァー派です。それがちょっとオートマの方に色気を出したんですが、ガスブローバックは撃つ時の衝撃が如何にもそれらしいですね。特にこの、ジェイ・アーモリィのミル・スペックは、慣れないと撃った瞬間に狙いがそれてしまいます。実銃もそうな訳ですから、ちょっと良い経験(勿論、力は桁外れに違うでしょうれど)。両手でしっかり持って、まずは的の至近距離からズハズバ始めます。
 結果は可也無残でした。本当に、撃つ度に手が逸れるので、一回一回慎重に狙いをつけなおしです。でもそれがいいんだなあ。
 ただ、こういった弾装型の拳銃一般に言えるのは、どうもガスが冷えやすい。それで余り連続して撃つと、直ぐに力が弱ります。だから、最後の弾を出した瞬間に後ろで止まる仕掛けが、しばしば作動しないという……。この銃は、特にその傾向が強くないかなあ。

 でもいいんだ、格好良ければ。
 ということなんですが、考えてみると私は日本製の銃は持っていません。これもアメリカの軍用だし。何だか十四年式が欲しくなっている今日この頃で、手を出し始めると切りがないというのがこの世界の常ですね。

宇宙暦40年6月11日



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