ワルサーP99・修理レポート


 マルゼンのワルサーP99が故障してしまいました。ブローバックしたまま戻らなくなっちゃったんです。引き金から指を外せば戻るのですが、どうも格好悪い。どうしたらよいんでしょう。
 ネットで検索してみると、実際これって結構不具合を出していた時期があったらしいのですが、どれも5年以上前のレポートみたい。そこで仕方なく、自分で原因を考えることにしました。同じような症状の出ている方のためにレポートしておきますが、もしも修理なさる場合、勿論ご自分の責任に於いて行なって下さい。これによって新しい不具合が出ても、私は一切責任を負いかねます。

 まず、とにかくマガジンを引っこ抜いていろいろ空撃ちとかしてみます。どうやら、引き金に連動している金具が引っ掛かっているみたいです。そこで、説明書にしたがって上の銃身を外して調べてみました。
 すると、上写真の矢印の部分が原因みたい。拡大写真の方を見ていただければお判りと思いますが、元々は赤い線のように尖っていたのです。
 そこで金属やすりを使って、恐る恐る削ってみました。すると、少し戻りがよくなるようです。材料も鉄ではないらしく、鑢ですいすい削れますから注意してやらないと行き過ぎてしまいます。とにかく、少し削っては戻して試し撃ち、また削っては試し撃ち、とやっているうちに、意外に簡単に治ってしまいました。ブローバックもきちんと戻るし、弾がなくなった時はちゃんと引っ掛かります。

 ということでレポートはあっさり終わるんですが、だとすると何だってまた、あんなに尖っていたんでしょうねえ。もしかすると、今後不具合が出るのかも知れません。そうなったらまたご報告致します
 まずは目出度し目出度し。


宇宙暦40年7月3日


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